アプリ+ウェブ プロパティの「サイト内検索」を理解する
App+Web プロパティでは「サイト内検索」の計測を行ってくれます。
利用を出来るようにするためのプロパティ作成時の設定方法は以下の記事をご覧ください。
設定した「離脱リンク」はどういったデータが取得され、どこでレポートを見ることが出来るのか。その内容を紹介していきます。
サイト内検索の仕様
サイト内検索を利用するためには、サイト内検索結果に検索キーワードなどがパラメータに含まれている必要があります。例えば本サイトであればサイト内検索を行うと、
https://appweb-ga.com/?s=event
というURLになります。パラメータ名は「s」の部分になり、パラメータ値は「event」となります。サイト内検索を設定する際にはこのパラメータ名を設定します。自社サイトでどのパラメータ名が利用されているかをまずは確認しましょう。
それでは設定画面を確認してみましょう。管理画面>プロパティ>データストリームから設定を行いたいサイトを選び、右側にある歯車マークを押しましょう。
サイト内検索の項目内にある「詳細設定を表示」を選択します。
パラメータの設定画面が出てきます。
上記がデフォルトの設定となっています。記載の通り「最初に一致したパラメータのみが使用されます」とあります。つまり自社サイト内でq=カテゴリ、s=サイト内検索 みたいな使い方をしていた場合、デフォルトの設定では「q=カテゴリ」のパラメータ値が取得されるので注意が必要です。
サイト内で複数のパラメータをサイト内検索で使っていない限りは、正しいパラメータ名だけを設定しておくことをお勧めします。
追加のクエリ パラメータに関しては設定は必須ではないですが、サイト内検索に関して更にパラメータを取得したい場合に利用するものになります。必ずカテゴリを絞って検索するようなサイトで、cat=シャツ のようなパラメータが存在し、それを取得する場合に使いましょう。使うケースは少ないかと思われます。
サイト内検索で取得されるパラメータはシンプルです
search_term(サイト内検索キーワード)
q_XXXXX (追加クエリパラメータのパラメータ値。XXXXXは追加クエリ パラメータで設定したパラメータ名 例:q_cat)
レポート表示時には、ページタイトルや他の変数との掛け合わせなども可能です
確認できるレポート
すべてのイベントのレポートをまずは開いてください。
この中にある「view_search_results」をクリックすると詳細レポートが表示されますので、確認をしてみましょう。
※このレポートで出てくる項目に関しては、「すべてのイベント」の「パラメータ レポートを編集」で設定した項目が出てきます。設定方法については以下の記事をご覧ください。
上記の例では左から「PAGE_LOCATION(検索を行ったページ)」「SEARCH_TERM(検索キーワード)」となっています。
なお、イベント数=クリック数、ユーザーの合計数=クリックしたユニークな人数 となります。
サイト内検索キーワードはユーザーの具体的なニーズを把握するのに重要なレポートです。サイト内検索が自社サイトにある場合は、設定することをオススメします。