【アプリ+ウェブ プロパティのレポート解説】ホーム

2020年4月8日レポート, 画面利用方法

アプリ+ウェブプロパティの各レポートを紹介していきます。この記事では「ホーム」レポートについての記事になります。どういったレポートが表示されるのか、その内容や機能をチェックしていきます。

ホームレポートの画面

ホームレポートでは全部で12種類のデータが「ウィジェット形式」で表示されます。この12項目に関しては変更することが出来ません。それでは、1行目から順番に内容を確認していきましょう。
※ここでは3行にレポートが分かれていますが、画面サイズ等により自動でレイアウトが最適化されるため、必ずしも3行になっているのは限りませんが、表示されるレポートの種類は同一です。

1行目のレポート

時系列のサマリーレポート

4つの指標を時系列で確認できます。「ユーザー」「イベント数」「コンバージョン」「合計収益(売上を取得している場合のみ)」。デフォルト期間は7日間となっており、その直前の機関との比較も表示されます。

左下の「Last 7 Days」をクリックする事で自由に期間を変えることも可能です。基本の数値把握や急激な変化を知るための内容になります。

リアルタイムレポート


直近30分でサイトに訪れた人数をリアルタイムで表示します。棒グラフは1分単位でのユーザー数になります。また上位の訪問国も表示されるのが特徴です。急増のアクセスなどを確認するのに良いでしょう。下部にある「リアルタイムを表示」をクリックすると、「リアルタイムレポート」に移動し、より詳細を確認することが可能です。

インサイトレポート

こちらでは、Google アナリティクスのインサイト機能で見つかった気づきが表示されます。インサイト機能は、自動で数値の変化などを発見してくれるもので、自らチェックする手間を軽減してくれます。詳細を見たい場合は「すべての統計情報を表示」をクリックすると、確認することができます。

このように、インサイトとして提案した理由をもう少し細かく説明してくれます。

アクティブユーザーレポート

こちらでは3つの数値がグラフと共に表示されます。それぞれ
「直近1日(前日)のユニークな人数」
「直近7日(前日~8日前)のユニークな人数」
「直近30日(前日~31日前)ユニークな人数」
になります。

サイトの規模を理解する、また継続的に利用しているユーザーの数などを把握するのに便利です。左下の「Last 60 days」をクリックする事で期間を変えることが可能ですが、グラフ部分のみが変わり、右の3つの数値が変わるわけではありません。

2行目のレポート

国別レポート

国別のユーザー数を確認できます。左上の「ユーザー」を押すと、「新規ユーザー」だけに絞り込むことも可能です。ここではあくまでも国別でしか見ることが出来ません。詳細を見るためには「国を表示」を押して確認を行いましょう。国ごとのページビュー数・滞在時間・コンバージョン率等の数値を確認できます。

ページレポート

ページごとの基本的な情報が表示されます(アプリの場合はスクリーン名)。上位7ページの表示回数を見てとれます。表示回数(PV)の期間は左下で設定されている期間になります(デフォルトは前日~8日前のデータ)。

単純に閲覧が多かったページの把握に利用できますし、期間比較をしてくれるので伸びたページを特定することも可能です。こちらも「ページとスクリーンを表示」をクリックすると、より詳細なレポートを見ることが可能です。

イベントレポート

計測取得をしているイベントの発生回数です。イベント数が多かった上位7イベントを表示します。ページレポートと同じような仕様になっています(直前7日間・期間比較・期間変更可能)。こちらも「イベントを表示」を選択すると、イベントレポートに移動します。

コンバージョンレポート

こちらも仕様はイベントレポートと一緒です。App+Webプロパティでは「イベント」をコンバージョンとして設定するため、設定されたイベントのみが表示される形になります。

3行目のレポート

新規ユーザー参照元レポート

新規ユーザーの流入元を表示するレポートです。デフォルトでは「ユーザーのメディア」が選ばれていますが、クリックをすることで「参照元」あるいは「参照元/メディア」に切り替え可能です。こちらのレポートも期間変更が可能ですし、「新規ユーザーを表示」選択すると詳細がを確認できるレポートに移動できます。

ユーザー維持率レポート

いわゆる「コホート」のレポートです。直近6週間分のユーザー訪問の維持率を確認できます。

味方としては3月22日~3月28日来た人数を100%(今回の場合は65人)とした時に翌週(3月29日~4月4日)に再訪した割合は8%(5人)という形になります。サイトに訪れている人が定着をしてくれているかを確認し、週ごとで定着率に違いが無いかを確認できます。こちらから詳細ページには移動できませんが、「分析」⇒「コホート分析」というレポートが用意されているので、そちらでより細かいレポートを作成・閲覧することが可能です。

プラットフォームレポート

複数のプラットフォーム利用時(ウェブとアプリなど)にそれぞれのイベント数の割合を確認することが出来るレポートです。「イベント数」をクリックすると「コンバージョン数」「収益」も確認できます。

こちらに関してはウェブのみを追加している場合は100%となります。

プラットフォームユーザーレポート

1つ前のレポートと考え方は一緒ですが、見れる指標が「ユーザー数」になります。デバイスを横断したID特定を行っている場合は、ベン図となって重複率などを確認することが可能です。

ホームレポートの機能

ホームレポートには3つの機能が用意されています。画面の右上にあるアイコンからアクセスできます。

レポートをカスタマイズ

カスタマイズという名称ですが、基本的にはデータを何かしらの条件で絞り込んで比較するための機能です。

レポートの名称を変更したり、最大4つまで同時比較出来るように条件を設定したり、アトリビューションタイプを変えたりすることが可能です。一番利用頻度が高いのは「比較」機能ではないでしょうか。

デバイスごとに数値を表示したり、コンバージョンしたユーザーだけに絞り込んだりなどが可能です。設定をすると、それぞれのデータがレポートとして表示されます。

このレポートを共有

2つ目のアイコンを押すと、レポート共有のメニューが表示されます。選択肢は2つです。

「URLを共有」を押すと、URLが発行されます。こちらのURLを他の人などに共有し、ホームレポートを見てもらうことが可能になります。なお、該当レポートの閲覧権限が無い人にURLを共有しても、その人はレポートを見ることが出来ません。

「エクスポート」はデータをダウンロード出来る機能です。現在「PDF」と「CSV」が用意されています。ダウンロードしたレポートは以下のような形になります。

PDF版

CSV版

CSV版に関してはそのまま開くと文字化けするので、テキストエディタ等で開いて、文字コードを変えてから利用しましょう。

分析情報

一番右のアイコンは「インサイト」の機能になります。本記事でも既に触れていますが、Google アナリティクスが大きな変化を見つけ、その気づきが表示される形になります。

まとめ

Google アナリティクスのホームレポートを見てきました。App+Web版のレポートを表示すると一番最初に表示されるレポートになりますので、セグメントなどを追加し、少しでも気づきが得られやすいフォーマットにしておくとよいでしょう。

まずはこのレポートを週1程度確認し、数値に変化があった場合は該当レポートに移動し深堀りするとよいのではないでしょうか。

2020年4月8日レポート, 画面利用方法

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